防水規格
注意事項について
IPX7~対応のスマートフォンをお風呂で使用
⇒故障する場合があります
製品の実力値の把握と社内規格は必要!
※IPコード規格がクリアならOKではない
なぜ故障するか?
⇒防水規格(IPX7)は常温・真水を想定
(お湯や入浴剤は対象外)
⇒以下の環境では防水性能を担保できない
・石鹸やシャンプー
・水蒸気
・温度差による内部結露
・海水
・洗剤やアルコールでの掃除
高い等級でも注意が必要
等級で見ればIP68が最も優れた保護性能になりますが、どんな環境にも耐えられるわけではありません。該当する等級以下の使用シーンでも故障する危険性があります。
IPX8の性能を備えていても、IPX6に相当する「強い噴流水」には耐えられないことがあります。水中では使えても、直に水洗いをしたりシャワーのような勢いの強い水流にさらされたりすることは想定されてはいません。製品にもよりますが水中でも使用でき、噴流水にも耐えられる場合は「IPX5/IPX8」と2つの防水等級が表記されることがあります。
さらに、防水試験は常温の真水で行われるのが一般的な為、塩分を含む海水や化学物質を含む雨、アルコール類、石鹸などは、保護性能には含まれていません。
他にも、水蒸気は液体よりも製品に内部に侵入しやすいく、お風呂などの高温多湿環境から、気温の低い場所へ移動した際に製品内部の空気が冷えて結露が発生することがあるので注意が必要となります
また、USBやイヤホンジャックなどの他部品の挿抜作業がある部分については防塵、防水共に使用時の注意が必要になります。
このように必ずしも等級どおりの保護性能を発揮できるわけではありません。 取り扱いの注意事項について十分に提示しておく必要があります