防水の基礎知識

防水等級について

等級 要件 試験条件
0 無保護 -
1 鉛直に落下する水滴に対して保護する 滴水試験装置を用いる
降水量・水の流量は1+0.05mm/minを10分間
2 15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴に対して保護する 滴水試験装置を用いて4つの位置で試験外郭を15度傾斜させる
降水量・水の流量は3+0.05mm/minを各位置で2.5分
3 散水 (spraying water) に対して保護する オシレーティングチューブを使い鉛直方向に対して±60度、全長距離200mmの位置から散水する
(各散水孔あたり0.07L/min±0.0035L/min、試験時間は10分)
または散水ノズルを使って、鉛直方向に対して±60度の位置から散水する
(10L/min±0.5L/min、1min/m2、最低5分実施)
4 水の飛まつ (splashing water) に対して保護する 上記3と同じ装置を使って鉛直方向にたいして±180度の位置から散水
水流の量と時間は3の場合と同じ
5 噴流 (water jet) に対して保護する 放水ノズル(直径6.3mm)を使って距離2.5m~3mの間で12.5L/min±0.625L/minの噴流をあてる
1min/m2、最低3分間の試験
6 暴噴流 (powerfull jet) に対して保護する 放水ノズル(直径12.5mm)を使って距離2.5m~3mの間で100L/min±5L/minの噴流をあてる
1min/m2、最低3分間の試験
7 水に浸しても影響がないように保護する 真水の入ったタンクに浸す
製品の外郭上端から水面までの距離は0.15m、下端から水面までの距離は1m、30分間浸す
8 潜水状態での使用に対して保護する 真水の入ったタンクに浸す(水位、時間の条件は協議による)
ただし、7よりも厳しい条件下での実施で、継続的な潜水状態にて使用されることを考慮する必要がある

引用:IP等級、IPコード (IP code, IP rating) | Assist CE Inc.